STAR WARS クローン大戦 VOLUME ONE

STAR WARS クローン大戦 VOLUME ONEは、スターウォーズ・サーガにおいて重要な出来事とされるクローン大戦を重点的に描いた2Dアニメーションです
アメリカのアニメ専門チャンネル「カートゥーン・ネットワーク」で放送されていたものです
時期的には「エピソード2/クローンの攻撃」と「エピソード3/シスの復讐」の間の時期にあたり、
これはジョージ・ルーカスが直々に原作をつくっていて、本編以外では唯一ルーカス本人に公認されているものです
というわけでスターウォーズを語るにおいて外せないものであるといえるでしょう

Data

発売日: 2005年5月27日
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
構成: 一枚組/片面2層
価格: 2,980円(税込3,129円)
時間: 70分(本編)
言語: 英語/日本語 ドルビーサラウンド
字幕: 英語/日本語
リージョンコード: リージョン2

Cast

C-3PO…アンソニー・ダニエルズ(岩崎ひろし)
オビ=ワン・ケノービ…ジェイムズ・アーノルド・テイラー(森川智之)
ドゥークー伯爵…コリー・バートン(羽佐間道夫)
アナキン・スカイウォーカー…マット・ルーカス(浪川大輔)
ヨーダ…トム・ケイン(永井一郎)
アサージ・ベントレス…グレイ・デライル(磯辺万沙子)

Staff

監督・製作: ゲンディ・タルタコフスキー
原作: ジョージ・ルーカス
字幕翻訳: 林 完治
吹替翻訳: 平田勝茂

感想(ネタバレ無し)


最初に言ったようにこのクローン大戦はエピソードとして非常に重要な部分を描いたもので、
スターウォーズが好きなら十分に見る価値があるといえるものだと思います
ただ欧米的なアニメーションに見られる大きくデフォルメされたキャラクターには違和感を感じるかもしれません
というか最初は誰でも感じるでしょうしそこは慣れたらどうってことない部分だと思いますがどうでしょうかね
あといわゆる本編であまり目立たないようなキャラクターがクローズアップされているのが熱心なファンじゃなければ退屈だったりするかもしれません
アニメであること自体はそこまで問題を感じさせず滑らかで軽快な動きを見られるのですが、
多少滑らか過ぎる感じもしますし塗りが平べったいような気もします、まああまり気にならない程度といった感じです
元々アニメ見ない側の人間からすれば日本のものより見やすいくらいかもしれません

そういうわけでスターウォーズファンなら見るべきだといえますが、
そうじゃない人は周りに持ってる人が居たら借りて見てみたらいいかも、といったくらいのところですかね
というか個人的にはVOLUME TWOが面白いので話が分かるようにこっちも見るべきという考えだったりします
あと正直値段が高いです、1時間チョイで3000円はハッキリ言って高いと思います
自分も中古で買いました

ジオノーシスの戦い


エピソード2の少しあとのジオノーシスの戦いからはじまります
クローントルーパーの部隊が大量に動員され、
分離主義勢力のドロイド軍団と戦いを繰り広げます

師弟の確執


エピソード2にもましてアナキンとオビワンが揉めるシーンが多いですね
評議会でもアナキンの精神的部分は心配されるところです
パルパティーン最高議長の意向によりムーニリンストでの戦闘機部隊をアナキンが指揮することになります

モン・カラマリの戦い


水の惑星モン・カラハリでは水中戦が展開されます
キット・フィストーが活躍し、共和国軍の優勢で戦いが進みます

ラタータックのオーディション


ドゥークーは腕利きを探しており、ラタータックでは怪物が入り乱れて決闘をおこなっていました
ドゥークー伯爵はその怪物たちを倒して見せたアサージ・ベントレスに対して自分の力を見せつけ、
その後シディアス卿に紹介しアナキンを始末しに向かわせます

ムーニリンストの戦い


ムーニリンストでは銀行グループがドロイドや武器の製造を行っていて、そこへの攻撃にはオビワンとアナキンが向かいます
上空ではアナキンが戦闘機部隊を率いて、地上ではオビワンが指揮をとっていたが、
そこで銀行グループはドゥークー伯爵の送り込んだダージを投入します
ダージは再生能力を持っておりライトセイバーでつらぬいても倒せない難敵でしたが、オビワンは丹念に彼の武器をひとつひとつ破壊し倒します
アナキンの戦っているところにフォースをもった者の操縦する戦闘機が現れ、アナキンはオビワンの制止をはねのけ追跡をはじめます

ダントゥインの戦い


ダントゥインでも壮絶な共和国軍対分離主義の戦いがおこなわれていました
ここではメイス・ウインドゥの活躍により分離主義勢力の巨大兵器を破壊し、勝利を収めます
そういえばダントゥインってエピソード4でレイアが反乱軍基地の場所を聞かれて嘘の場所を言ったときの名前ですよね、何気に

イラムの襲撃


イラムのジェダイ寺院ではルミナーラ・アンドゥリとバリス・オフィーがライトセイバーを作っていましたが、
分離主義勢力のドロイドによる襲撃を受けます
2人の危険を察知したヨーダが救出に向かいます
ヨーダを心配するパドメがR2-D2や3-3POと一緒に敵のドロイドを倒していると、3人のジェダイが戻ってきます
破壊したドロイドから、ドゥークー伯爵が寺院の襲撃を指示しているホログラムが発見されます

アナキン対アサージ・ベントレス


アナキンは謎の戦闘機を追いかけてヤヴィン第4衛星に到着します
アナキンが追いかけた戦闘機にはアサージ・ベントレスが乗っていました
アサージ・ベントレスは2本の赤いライトセイバーを手にアナキンに襲い掛かります
死闘の末、アナキンはアサージ・ベントレスから奪い取った赤いライトセイバーを手に怒りのような感情を持ちながら倒します

ハイポリの戦い


ハイポリでは新たなる脅威、グリーバス将軍の襲撃によってジェダイ達が危機に陥っていました
クローン軍は倒され彼らが隠れているところを見つかると、
キ=アディ=ムンディ、アイラ・セキュラ、シャアク・ティーといった強力なジェダイを擁しながらドロイド将軍・グリーバスに常に圧倒されます

ツッコミどころ


気になったところはスターウォーズらしくないと思われるようなキャラクターが多少見受けられるところでしょうか
左の画像のダージはかなり反則的ですし、こんな驚異的な能力を持った種族が他エピソードで全く出てこないというのに違和感を感じます
右側の画像の少年は何者なのかよく分からないです
アニメでこうやって思いっきり普通の人がデフォルメされるから違和感を感じてやまないのだと思います
メイスが彼から水を受け取って美味しそうに飲むシーンとか違和感ありまくりですね
あと動きが滑らか過ぎるということを前述の感想のところで言いましたが、
特にジャンプ力がおかしいところが気になりますね ダントゥインでのメイスとか特に
ジャンプ以外にもあのシーンは特に尋常じゃなく強くてつい笑ってしまいますよ
というかパンチはスターウォーズっぽくないからやめてほしいよなあとか思ったりします
他にはパドメが3POにコートを取りに行かせるところとかあまりに酷過ぎて笑えます
それでも平気なのが3POクオリティというやつなのでしょうね

ほかに


クローン大戦ということで何か戦闘シーンだらけな感じがしますねー
戦闘シーンが好きな人にとっては結構面白いかもしれませんが、ちょっと戦闘ばかりだと疲れますね
でもやっぱりグリーバス将軍の活躍っぷりがいいですね
2刀であれだけ強いんだから物凄く強いんだという事が分かりますし、
ジェダイのような戦い方とは一線を画したあの動き回る戦い方というのがライトセイバーの戦いにおいては非常に新鮮な感じで見ごたえがあると思いました
というわけでクローン大戦を振り返ってみました、ファンで見てない人とかは是非見てみるといいと思いますよ