STAR WARS クローン大戦 VOLUME TWO

STAR WARS クローン大戦 VOLUME TWOは、クローン大戦を重点的に描いた2DアニメーションでVOLUME ONEに続く話となっています
これもアメリカのアニメ専門チャンネル「カートゥーン・ネットワーク」で放送されていたもので、
こちらは第2シーズンといった感じで2つに分かれていたうちの後編です
分かれていたといってもVOLUME ONEからすぐに繋がっているのでVOLUME ONEを見てから見るのが望ましいと思われます
VOLUME ONEと比べて直接エピソード3へと繋がる重要エピソードとなっています

Data

発売日: 2005年11月23日
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
構成: 一枚組/片面2層
価格: 2,980円(税込3,129円)
時間: 64分(本編)
言語: 英語/日本語 ドルビーサラウンド
字幕: 英語/日本語
リージョンコード: リージョン2

Cast

C-3PO…アンソニー・ダニエルズ(岩崎ひろし)
オビ=ワン・ケノービ…ジェイムズ・アーノルド・テイラー(森川智之)
ドゥークー伯爵…コリー・バートン(羽佐間道夫)
アナキン・スカイウォーカー…マット・ルーカス(浪川大輔)
ヨーダ…トム・ケイン(永井一郎)

Staff

監督・製作: ゲンディ・タルタコフスキー
原作: ジョージ・ルーカス
字幕翻訳: 林 完治
吹替翻訳: 平田勝茂

感想(ネタバレ無し)


まあアニメ・クローン大戦を見る上で問題になりそうなところは大体VOLUME ONEのところで語った通りですね
VOLUME TWOの方がだいぶ極端な表現とかが無くなった感じがして落ち着いた感じです
話としてはこのVOLUME TWOでエピソード3への前知識などが大体語られ、そして直接エピソード3へと繋がるので、
このVOLUME TWOは特にSTAR WARSサーガにおいて重要な位置づけにあると言えそうです
個人的には戦闘シーンだらけだったVOLUME ONEよりこのVOLUME TWOの方が面白いと思います
が、前述のようにほとんど繋がった話なのでなるべくVOLUME ONEを先に見ましょう

くどいようですがやはり値段が高いです
時間も短いのでVOLUME ONEとくっつけてこの値段がちょうどいいくらいだと思われますね
ただやはり話としてかなり重要エピソードであるのでスターウォーズファンならば絶対押さえるべきといえるくらいのものだと思います

ハイポリの戦い


ハイポリの戦いの続きからはじまります
ジェダイとグリーバス将軍の戦いはキ=アディ=ムンディがひとりでグリーバスと戦闘を続けていました
そこにクローントルーパーの部隊がやってきて、グリーバスは逃げ出します
キ=アディ=ムンディ、シャアク・ティー、アイラ・セキュラの3名のジェダイ・マスターが助かりましたが、彼らの脳裏にはグリーバス将軍の脅威が焼きついていました

アナキンの騎士昇格


ジェダイは大戦のさなか大きな打撃を受けていました
そこでオビワンはアナキンをジェダイ騎士とすることを進言します
評議会ではアナキンの精神面を危惧する声があがりますが、ヨーダの意見もありアナキンは騎士となります
その頃コルサントではアナキンとパドメが密会していました
アナキンは隠れて会うことに苛立ちを覚えていました、そこに体を金色で塗装した3POがやってきます
3POがその体を披露しているとオビワンから評議会への呼び出しがかかります

ジェダイ評議会での儀式を受け、アナキンは騎士に昇格します
束ねていた髪は切り落とされ、ジェダイ騎士アナキン・スカイウォーカーとしてクローン戦争で活躍します
戦争が過ぎていくとアナキンの右目には傷がついていました

ケイト・ニモーディアの戦い


ケイト・ニモーディアでは敵軍基地のシールドのせいで思うように攻める事が出来ない状況でした
そんな中アナキンが敵軍基地から食料を取ってきたと言ってそこへ繋がる下水道の存在をオビワンに教えます
アナキンとオビワンは下水道を通ってシールドを破壊、コマンダー・コーディの部隊が一気に攻めかけます

ドゥークー伯爵のライトセイバー指南


ジェダイにとって敵対勢力の脅威であるグリーバス将軍の捜索は急務でしたが、
その頃ドゥークー伯爵がグリーバス将軍にライトセイバーの技術を指導していました
そしてシディアス卿がグリーバス将軍に次の作戦の指示をおこないます

キャッシークの戦い


ウーキーが平和に暮らすキャッシークにも戦乱が押し寄せていました
森の惑星キャッシークは巨大兵器による戦争の地と化していきます

コルサント襲撃


分離主義勢力はついに銀河共和国の首都・コルサントを襲ってきます
ジェダイマスターのヨーダ、メイス・ウインドゥ、セイシー・ティンなどが出動し、
コルサント地上と上空において大きな戦闘を展開します

ノヴァンのできごと


グリーバスを見かけたとの情報を受けてアナキンとオビワンは辺境の惑星ノヴァンへ向かいます
ここの先住民と出会い、アナキンが行方不明のノヴァンの戦士たちの消えたところへ行くことになります
ノヴァンの戦士たちは分離主義者によって洗脳されていましたが、
アナキンは機械の左腕を壊しつつも彼らの意識を取り戻させ敵を倒すことに成功します

パルパティーン最高議長誘拐事件


パルパティーンのオフィスではジェダイとクローン兵が最高議長の警護にやってきました
そこにグリーバスがやってきて議長を連れて逃げることになります

しかし強力なグリーバス将軍と多数のガード・ドロイドによってジェダイ達は苦しい戦いを強いられます
その中でもシャアク・ティーは特に活躍するのですが、
コルサントの大規模な襲撃によって他のジェダイの目を逸らした作戦勝ちといった感じでパルパティーン最高議長は誘拐されてしまいます

エピソード3へ


陽動作戦に気付いたメイス・ウインドゥが駆けつけますが、議長は誘拐されグリーバスが退却するところでした
メイスは去っていく間際のグリーバスをフォースのグリップで攻撃しグリーバスの呼吸器官にダメージを与えます
しかしそこでは議長の警護のあたっていたジェダイは誘拐を伝えるメッセンジャーとして生かされたシャアク・ティーを除きグリーバスによって殺害されてしまっていました

オビワンとアナキンに議長誘拐事件のことが伝えられ、
そして2人が救出の任務に赴く事になります

総括


前述したようにジェダイによる戦闘シーンが中心だったVOLUME ONEに比べ、
VOLUME TWOはエピソード3に直接繋がる重要なシーンが多い話です
アナキンの内面に関することや3POが金色になる話など見逃せないといえそうです
しかし今作で活躍するシャアク・ティーについてエピソード3でほとんど触れられていないというのがちょっと腑に落ちないところなのですが
あとチャプターメニューで21〜25が表示された状態のまま切り替えるところが見当たらないのは自分のやつだけじゃないですよね?
多分不具合なのだと思うのですけど

ほかに


VOLUME TWOはかなり面白いと思います
重要エピソードとしてのクローン大戦と考えて見るのならこのVOLUME TWOがかなりの割合を占めるといっても過言ではないでしょう
スターウォーズファンなら特に見逃せないストーリーであるといえそうです
似た声をした声優を起用するなど違和感があまりないように作っているところを感じますし、
アニメだということで敬遠しそうな人にも是非見てほしいと思いますね