DX億万長者ゲーム

億万長者ゲームはいわゆる亜流モノポリーの一種ですが、
このゲームならではの要素をうまく取り入れることによって面白いゲームになっていると思います
古いソフトなのでだいぶ味気ないところもあるのですが、
むしろ続編のIIと比べると余計なものが無いようにも感じますね
今でも誰かが居る時にやるソフトがない時などに結構使えるソフトだと思います

Soft Data

発売日: 1996年12月3日
発売元: タカラ
価格: 5,800円
ジャンル: ボードゲーム
メモリーカード1ブロック使用
マルチタップ対応
中古相場: 100円〜1000円

Movie


オープニングムービーがあります
スパイの動向をクローズアップしたようなものです
PSなのでやっぱり非常に粗いですね

Title


タイトル画面
バックで札束や金貨がスクロールするバブリーなものです

Game Start


ボードゲームなので基本どのモードでもやる事自体は同じですね
フリープレイが基本、トーナメントがコンピュータとのトーナメント、
ルール説明を受けながら遊べるプラクティスですね
進行役は名前が不明のおねーさんで声も出ません

Game Start


オプションで人生ゲームなどでおなじみのプレイヤーのモンタージュを作成出来ます
これを作ったから何か変わるわけでもないのですが一応プレイヤーの分身を作る事が出来るということです

マップが10種類あります
でも極端に狭すぎるところや広過ぎるところよりも普通なところが一番面白いようには思いますね
ワールドマップやネオトキオマップなどでは実在の地名が出てくるので、
人とやる時に何処がどうとかいう事を言いながら出来るのが割と良かったりします

ビルはマップ毎に違うものが用意されています
このビルが自分の土地に建つことになります

コンピュータのキャラクターも古さを感じる人が多く居て懐かしいです
いまいちどのキャラが強いとかいった事が書かれていなくて分からないです
最初に各種設定を済ませるとゲームがはじまります

Game Rule


ルーレットを回してマップを回るのが基本です
マップを回る向きは固定で、STARTにピッタリ止まっているときのみ進む方向を選ぶことが出来ます
STARTに戻ってくると決算を受ける事が出来、株も購入出来ます

空いている土地は購入することが出来てビルを建てることが出来ます、
誰かが既にビルを建てた土地に止まるとその土地の値段で決まっている額をその土地を所有するプレイヤーに渡す必要があります
エリアが決まっていてそのエリア内を同じプレイヤーで土地を埋めるとその土地の収益がさらに増えたり、
株を購入する時にエリア単位で購入する事になるのでそのエリアの土地を持っていると自分の思うように株価を上げていく事が出来ます

株を買うとそのエリアの土地に増資出来る額が増えたりします
そうして増資してエリアを栄えさせると株価も上がっていき自分の持っている株の値段が上がった分総資産も上がるという寸法です
増資は既に自分がビルを建てている土地に止まると自分の任意の土地を増資することが出来ます
株は一度に99株まで、増資は一度に999万Gまでというような制約があります

そうやって自分の土地を栄えさせたりしながらマップを回って目標金額を目指すのがこのゲームの最終目的ですね
国際貢献・ミニゲーム・税務署・刑務所・ミニゲーム・空港・ホテル・証券取引所などの特殊なマスも用意されていて、
国際貢献はお金が貯まっていない時に止まるとお金を取られそのお金がある時に止まるとそれを貰えるというマスです
ミニゲームはその名の通りですが運試しみたいなのが多くミニゲームというほどのものではない感じです
税務署は所持金の半分、刑務所は20%を取られるマスです
空港は他の空港へ運賃を払って移動することが出来ます
ホテルは宿泊費を払って1回休みで休んでいるターンは他のプレイヤーが自分の土地に止まってもその利益を受け取れません
証券取引所は通過する際に株を買う事が出来ます、止まっても通過するのと同じ効果で特に何もありません

スパイはこのゲームのオープニングムービーに出ているほど重要な立ち位置に居て、
雇うとスパイもルーレットを回してマップを周り相手のマスに止まるとその収益額に対応した金額を奪い取ることが出来ます
自分の土地のマスにスパイが止まると2段階までパワーアップし、奪い取る額が増えます
スパイは刑務所に止まると捕まってしまい行動不能になってしまいます、プレイヤーがそこに止まって釈放すると動き始めます
カードマスはカードを引いてそのカードの効果を発動させます
保存できプレイヤーのターンで使えるカードもあります

ルーレットの代わりに交渉をすることも出来て、土地や株などを売買できます
決裂した場合には再びターンの行動を選ぶことが出来ます

プレイヤーの把握することはそれなりに多いのですが、
基本的にグルグル回るのが主なので結構簡単に出来ますし遊びながらすぐにルールが分かるものになっています

感想


このゲームはなんといっても各プレイヤーが地盤となるエリアを定めそれを成長させ、
そしてそこを踏む踏まないということに一喜一憂しながら総資産を増やしていくのが面白いです
高額都市を踏む踏まないということで大きく戦況が変わりますしそれは地雷みたいな感じですね
株の買い方を考えたりテクニック面でもそれなりにプレイヤーが方針を作ることが出来ますし運だけのゲームという感じでも無いです
ほどよく運が重要な感じのそこのバランスがよく出来ていると思いますね
今やってもそれなりに面白いゲームで中古でも投げ売りみたいなのをよく見かけるので、
結構持っておく価値があるソフトといえると思いますよ