ザ・グレイトバトル外伝2 祭だワッショイ

ザ・グレイトバトル外伝2 祭だワッショイはスーパーファミコンで発売されたアクションゲームのソフトです
いわゆるヒーローもののキャラクターをコミカルにしたような世界観のゲームで、
ヒーローものに抵抗が強かった自分がどういう経緯でこのソフトを買ったのか小さい頃でよく覚えてないのですが、
多分祭りをテーマにしたにぎやかなアクションステージに魅力を感じたのだと思います
そんなちょっとした思い出のソフトについて書いてみたいと思います

Soft Data

発売日: 1994年1月28日
発売元: バンプレスト
価格: 9,500円
ジャンル: アクションゲーム
中古相場: 1,000円以下

Story


祭りを荒らすフェスティバル大帝がヒーローたちが平和を守っていたお祭りを乗っ取ろうとしてきます
各所のお祭りの平和を取り戻しフェスティバル大帝を倒すのがゲームの目的です

Title


タイトル画面です
最初から始めるすたーとか続きからはじめるぱすわーどを通常のゲームで遊ぶときに選ぶことになります
ぱすわーどは8文字で書き留めるのが楽なのですがいろは順で分かりにくいのが難点だったりします
みにげーむではゲーム中のミニゲームをプレイ出来るのですが、
本編でいやというほどやらされることになるのであんまりそれだけやった覚えが無かったりします

Character


キャラクターはロア、ウルトラマングレート、ガンダムステイメン、仮面ライダーRXの4人から選びます
この4人をコンパチヒーローズというようです
それぞれ能力が微妙に違っていたり独自の必殺技があったりします

Game View


各ステージは色々な雰囲気のお祭りをイメージしたような感じになっていて、
ヒーローもので登場するようなキャラクターをコミカルにしたような敵が襲ってきます
とはいっても自分はそういう知識が全くと言っていいくらい無かったのでよく分からないのですけど、
ポップな感じのキャラクターが暴れまわってる感じがお祭りムードに合ってるようには思います

各ステージでは右の写真の空飛ぶゲーム屋さんが飛んでいます
これに触れるとミニゲームがはじまるのですが、そのミニゲームを2回クリアしないと大ボスには会えません
空飛ぶゲーム屋さんは数秒おきに色が変わりその色によってミニゲームが違うので好きなものを選べます
3回クリアすると大ボス戦でお助けボタンというのが登場してそれを使うと有利になる効果がはたらきます
ミニゲームについては後述します

WELCOMEと書かれた場所がボスの部屋です
中ボスは春のお祭りだけ雷門になっていて他のステージでは提灯がついた小さめの入り口ですね

大ボスの部屋は赤いカーテンの入り口です
ここをクリアするとステージクリアというわけですね

ボス戦が終わると祭が背景となった明るい画面で明るい音楽のなかボスがコメントを言います
何ともこのコメントがかわいらしい印象を受けます
そういえば祭りだけあって屋台がステージにたくさんあって、
とうもろこし・たこやき・おもちゃなど武器になるものを売っていたり、お面屋さんでお面を買うとキャラクターを変更する事が出来ます
お金の概念があるのはこの出店で使うのが主ですね
おもちゃ屋で売っているラムネは数少ない回復手段だったりします

Mini Game


前述のようにステージをクリアする為にはミニゲームをやる必要があるので、
ミニゲームというのはこのゲームにおいて避けられない重要な要素です
しかしこれがゲームによって非常に難易度に差があるやっかいなところだったりします
ステージの空飛ぶゲーム屋さんでプレイすることになるのはしゅーてぃんぐ、ぶろっくくずし、ぱずるげーむの3つです
空飛ぶゲーム屋さんの色は青がしゅーてぃんぐ、緑がぶろっくくずし、赤がぱずるげーむとなっています

シューティングは最初に持ち金で装備を買い、
その装備でシューティングのステージをプレイします
ステージの最後に構えているボスを倒すとゲームクリアとなります
ゲーム中ではプレイするステージによってシューティングのステージも変わります(ミニゲームモードでは選べます)
難易度はそんなに高くないと思いますがジャンル的に気軽には出来ないかもしれません

パズルゲームは祭りの屋台の定番の食べ物を模ったパズルを並べて消すゲームです
食べ物を消すと右下の胃袋の絵が埋まっていきそれが溜まるとゲームクリアになります
コインを消すとお金になり、薬を消すと胃袋メーターが減ります
連鎖とかが無く単純に消せばいいので簡単なうえにステージが進んでも同じ内容なので3種のミニゲームのなかでダントツに楽だと思われます
しかし作業的で最もつまらないとも言えそうです

ブロック崩しは下に表示されている筒みたいなもので玉を跳ね返してブロックを崩していきます
ステージの最後にあるGOALゾーンに玉を放り込めばステージクリアとなります
崩すブロックには様々な耐久度のもののほかに、
玉のスピードが上がるもの、筒の長さが伸縮するもの、お金が貰えるもの、残機数が増えるもの、玉が増えるものなどがあります
崩せないブロックややたら硬いブロックが普通に配置されていて、
しかもひとつのステージが長くかなり難易度が高い上に時間がかかるということでゲーム中にやるには明らかに最も勧められないゲームです
ゲーム中ではプレイするステージによってステージも変わるのですが(ミニゲームモードでは選べます)、
後半ステージだと真面目にやってもクリアがかなり苦しい難易度だと思われます
これだけやるなら3種のなかで一番深くて面白いとは思うのですが

各ステージをクリアするとボーナスゲームとしてひよこひろいがプレイ出来ます
スコアに応じてお金が貰えるというものですね
まあやらされる感が強い他3つに比べてほのぼのと出来ます

感想


キャラゲーっぽく見えるゲームなのですが実は非常に難易度が高く、
ステージが進むと敵の攻撃がかなり厳しくなりボスもかなりの苦戦を強いられるようなのばかりになってきます
最終面なんかはとんでもない難しさで詰んでしまい実はオールクリアしていなかったりします
まあそんなわけでアクションゲームとしてもかなり難しい部類だと思います
そんなこのソフトですがどうだったかというと、
ヒーローもののゲームでありながらテーマ性の強いステージなどはゴエモンシリーズに通じるものがあるような感じがします
平仮名がやたら多かったりする辺りとかもゴエモンっぽいですね
コミカルなキャラクターが大勢暴れているアクションステージは愉快なものがありますし、
やってて楽しくてクリアしたいと思わせてくれるようなものだったと思います
あと地味に音楽が印象に残る良曲が多くなかなか質が高いと思います

欠点としては、まず同じミニゲームを強制的に何度もやらせることが決定的なものといえますが、
ボリューム的にアクションステージだけだと物足りなさそうなので仕方がないといえるのかもしれません
あと難易度の高さが半端なく、正攻法で倒すのが物凄く厳しいボスが多かったりするのが理不尽なように感じました
あと最終面がネタバレになるのであんまり言いたくないのですが、
このソフトで進んできたステージとだいぶ雰囲気が異なるもので楽しく無かったように思えました

まあそんなわけで良いところ悪いところありますがコンセプト自体は悪くないゲームだと思います
2Dアクションとしてはまあ佳作といったところでしょうか
個人的には思い入れがあるソフトですし楽しかった印象の方が強いソフトですね