XI[sai]

XI[sai]は、SCEから発売されたパズルゲームのシリーズでこれはその1作目です
ダイスを用いたシンプルなルールとゲーム的な演出を組み合わせた仕上がりで、
SCEらしい画期的なシステムを持ったソフトとして人気を博しました
1作目は比較的ルールのシンプルさに任せたストイックなものですね

Soft Data

発売日: 1998年6月18日
発売元: ソニー・コンピュータ・エンタテイメント
価格: 4,800円
PS one books: 1,800円(1,890円)
PS3/PSPアーカイブス: 600円
ジャンル: 知能格闘ゲーム
メモリーカード1ブロック使用
マルチタップ対応
中古相場: 100円〜600円くらい

Alea jacta est! -Julius Caesar(B.C.100~B.C.44)-


ダイスを使うゲームということで、
カエサルの名言「賽は投げられた」がクローズアップされています
ジャケットに描かれているほかSCEのロゴの後にも出てきますね

Title


というわけでXI[sai]です
シリーズ1作目は特に全体的に味気ない感じに仕上げた感じがします

Mode Select


モードは一番上のMANUALが遊び方解説、
一人用スコアアタックのTRIAL、二人用対戦モードのBATTLE、
多人数サバイバル大戦のWARS、決められたダイスをすべて消すPUZZLE、
各種設定のOPTIONがあります

Manual


まずXI[sai]と言われても何をしたらいいゲームなのか分からないと思うんですが、
ゲーム内のMANUALでは画面で動きを見ながらゲームのルールを覚えることが出来ます
モードの紹介やちょっとしたテクニックなども見る事が出来る画面上の説明書みたいなものですね

このように色んな種類のダイスがありますよー、みたいなのとか
といっても特殊なダイスはパズルモードくらいしか登場しないのですが

VANISH


このゲームは小悪魔を操作してダイスを動かし画面上のダイスをどんどん消していきます
バニッシュとは一番基本的なダイスの消し方で、
ダイスの目の数以上の個数のダイスを並べるとそのダイスが沈み消えます

CHAIN


チェインとは沈みかけのダイスにさらに同じ目のダイスを隣接させると消える、という消し方です
この連鎖を多く繰り返すとスコアを稼ぐことが出来ます

HAPPY ONE


1の目のダイスは単独では消えません
他の目のダイスが沈んで消えかけているときに1の目のダイスを隣接させると、
小悪魔が乗っている(隣接させたばかりの)ダイス以外の画面上の1の目のダイスが全て沈み消えていきます
これをハッピーワンと言います
基本のルールはこの3つの消し方ですね

PUSH


沈むダイスの上にそのまま立っているとダイスが消えたときにフィールドの上に立ちます
そのときにはダイスを押すことが出来て、押すとそのままの目でダイスがずれてその移動で上記の消し方が成立します
新しく発生するダイスに乗るとダイスの上に戻る事が出来ます

TRIAL


一人用の基本モードのTRIALは高いスコアを目指してプレイするモードです
ENDLESSは時間無制限で画面上のダイスを消していきどんどんレベルが上がっていってレベルが上がるとダイスが降ってくる速度が速くなったりして難易度が上がっていきます
フィールドが完全に埋まると終了となります
TIME LIMITEDは3分間の間になるべく多くのスコアを獲得します
あと二人でダイスを消すEXHIBITIONもありますがランキングへの登録はありません

出したスコアはランキングに登録出来ます
このランキングはオプションなどでも参照出来ます

Battle


二人対戦のBATTLEはダイスを消して目の権利を取り合うモードです
先に4つの目の権利を取ったプレイヤーの勝ちとなります

Wars


WARSモードは5人同時プレイのサバイバルモードです
体力があって、2〜6の目を消すと相手を攻撃でき、1の目を消すと自分の体力を回復できます
最後まで体力が残っていたプレイヤーもしくは時間切れ時に一番体力が多かったプレイヤーの勝ちとなります

Puzzle


パズルモードは決められた歩数内で画面上のダイスをすべて消すとクリアとなるステージをクリアしていくモードです
ステージをクリアしていくとどんどん難易度の上がったステージが登場します
特殊なダイスもこのモードで登場します

Option


OPTIONではランキングを見たり出来るほか各種設定変更などが出来ます

感想


XI[sai]はダイスを利用したシンプルなルールのゲームです
シンプルななかにテクニックなどがあって効率の良いスコアの稼ぎ方があったりするような奥が深いゲームです
スコアを稼ぐほかにもパズルモードを攻略したりなど出来る事は色々あって、
1作目とはいえどもなかなか遊べる出来になっていると思いますね
続編に比べ基本ルールのみの簡潔なルールなのですが、その分ゲーム的な部分が少なめな感じがします
このような元のルールがシンプルに仕上がっているゲームなので、
ゲーム的な新ルールの適用はいたずらに複雑になるという事にも繋がり一長一短なところも感じるので、
これはこれでかなり遊べる方だといえるんじゃないでしょうか
それなりに有名タイトルであってかなり安価の中古を手に入れる事が容易になっているので、是非遊んでみてほしいですね